運搬と打設

『運搬』は、運搬中の振動で泥土表面にブリージング水が発生したり、泥土中で砂礫分が沈降したりする可能性があるので、また、時間が経過すると水和反応が進みフロー値が低下するので、通常、コンクリートの運搬に使われるアジテータ車を使う。 アジテータ車以外で運搬するときは、荷卸しの開始直前と終了直前に流動化処理土の密度を測定し、その差が±0.05g/cm3(ブリージング試験においてブリージング率1%相当)以下であることを事前に確認する必要がある。

運搬中の材料分離が小さいことを条件として、以下の表に示す運搬車を選択することもできる。
『打設』は、コンクリート打設と同様にポンプ圧送(写真左下)と直接投入(写真中下)がある。

ポンプ圧送は、一箇所から流動化処理土を広い範囲に打設できる長所がある。 直接打設は、打設現場の作業スペースに制約が少ないとき有効で、埋設管の埋戻しや共同溝の頂版部の埋戻しなどに適している。 このときホッパー(写真右下)を使用すると、打設箇所を正確に管理でき、流動性が小さくても施工がし易くなる。

水中打設は、トレミ管等の筒先を絶えず流動化処理土の表面下に留めるような施工上の工夫をすると、水中での分離を防ぐことができる。