配合設計 / 配合修正

『配合設計』は、用途と工事条件を踏まえて流動化処理土の品質仕様(強度・材料分離抵抗性・流動性)を決めることから始まる。 参考のため各品質の数値と性能を表に示す。
各品質の設定は「流動化処理土利用技術マニュアル」を参照されたい。

『配合試験』は、原料土の土性に応じて2つの配合設計の方法がある。ここでは、原料土が適度に砂分と粘土分を含む場合を紹介する。 はじめに原料土と水を混ぜて3から5種類の密度、例えば、1.45、1.50、1.55、1.60t/m3になるよう計算で土と水の量を求め試料泥土を製造する。 次に、この泥土1m3に添加する固化材80kg、100kg、120kgを試料泥土の量に対して換算し、試料泥土に加えて流動化処理土を製造する。

この流動化処理土についてフロー試験とブリージング試験と一軸圧縮試験を実施して、その結果を図にプロットすると、以下の配合設計基準図が作成される そして『配合設計』の設定値として、例えば、フロー値180mm〜300mm、28日養生強度を想定した7日養生の強度150kN/m2〜400kN/m2の範囲を図の中で囲う。

最後に『配合決定』を行う。 図の場合、フロー値と強度の品質を同時に満たす範囲は泥土密度1.37〜1.51g/cm3なので、この原料土を使うときの泥土1m3当たりの土と水の配合は中心値(1.44g/cm3)から割り出し、固化材の配合は80kgとして決定する。 なお、図に示される泥土密度の範囲は、製造時の品質管理の際、泥土密度の許容範囲として使われる。

また、配合設計基準図を作成しておくと製造した泥土の密度が変動しても、図を使い強度を安定化させるための固化材の『配合修正』が可能になる。