(6)水中盛土工

 

 水中に盛土する場合、転圧機械による締固めは水面下では不可能ですから、良質土砂の浚渫によるしか考えられませんでした。しかし、図−8のような水際の護岸の裏込めに当たって、「流動化処理土」による施工が既に行われています。

 東京湾アクアラインのシールドトンネルの川崎側、並びに海ほたる側からの海底に潜る斜路として、事前混合盛土方式の水中盛土工法が採用されました。これは精選された山砂、泥岩を解泥した細粒土、それに固化材を配合した高品質の流動化処理土と見なしうる材料で、立派な水中盛土工を行った例と見ることができます。

 

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