(4)路面下空洞の埋戻し

 

 都市の街路の舗装の下には、予想もしなかった地中の漏水が路床土を浸食してしまったことで、路盤材が脱落し、表層の舗装だけを残したことによる路面下空洞の発達が、徐々に進行している例が多いようです。それが、最悪の路面陥没となって災害を起こす結果となって表れるのを防ぎたいものです。

 ですから陥没を起こす事前に、その存在、規模を探知して、図−6に示すように表層から削孔した小口径の孔から、流動性に富んだ「流動化処理土」を注入、空隙を完全に充填しさえすれば、未然に路面陥没による事故を防ぐことができるはずで、我々はそれに関して成功した実施例を持っています。

 

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